◆アレルギー性鼻炎の治療法
治療の中心は生活環境の改善によるアレルゲンの除去・回避と薬物療法です。
減感作療法(特異的免疫療法)や手術療法は状況に応じて行なわれます。
◆アレルギー性鼻炎の治療法
・内服療法
・レーザー治療(当院ではアルゴンプラズマを使用)
症状が慢性化し、粘膜が厚くなり、薬が効かない場合に行なうことがあります。
◆アルゴンプラズマ手術について
この治療法の目的は,鼻の中にある腫脹した粘膜のひだを凝固、縮小させて、鼻つまりやアレルギー性鼻炎を治すことです。また、今まで頼っていた薬(内服、点鼻薬など)からの離脱や減量も大きな目的です。
手術の原理
アルゴンガスを噴出させながら、高周波電流を流し、鼻の粘膜を凝固させるもので、いわばとても小さなかみなりが粘膜へ落ちることを想像していただくと良いかも知れません、手術は鼻の中を麻酔しますので、ほぼ無痛です。
◆手術の手順
日帰りで治療できます。
麻酔液を染み込ませたガーゼを鼻内へ挿入しそのまま30〜40分待っていただきます。
麻酔が効いたら鼻の粘膜にアルゴンガスを照射します。約5〜10分で終わります。
術後そのまま家に帰れます。2から3日は鼻を強くかまないで下さい。術後が10日目ぐらいから鼻詰まりは解消します。
※鼻内粘膜のかさぶたが完全に取れるのは4週間くらい
この治療法は一般的なレーザー治療に比べて手術時間が短く、基本的に1回のみの処置でレーザー治療以上の効果が期待されます。とくに鼻詰まりに対する効果やアレルギー性鼻炎の軽減に有用性が高いです。